山の民の織物
中国雲南省からタイ、ラオス、ビルマ、ベトナム北部へ。さらにミャンマー北部からインド、バングラデェシュへと続く山岳地帯には、少数民族と呼ばれる人々が多く暮らしている。かつては国家の枠にしばられず、山々を自由に渡り歩き、いまは政策に翻弄され、経済社会での迷走を強いられている。
「すべての命の根は一つ、乳をともにする。」
そんな教えを、暮らしに色濃く残す人々だ。
「モンの人々の詩」
石が花ひらき 崖が実をむすび
牛にきばがはえ 馬に角がはえ
水が山をさかのぼる
そんな日がこないかぎり
モンはモンでありつづける
(安井清子著・ラオスすてきな笑顔 より)